思わず笑ってしまう。悲哀あふれるお笑い芸人によるエッセイ本

ほしい本に追加

独特な世界観から繰り出されるボケで人気のブラックマヨネーズ・吉田敬による「猛毒エッセイ」です。お笑い芸人としてのスタンスと同様、ネガティブで強いコンプレックスを持つ吉田の視点から、物事を深堀りして考えていきます。吉田の悲哀あふれる妬み、ひがみ、愚痴に付き合いながら、いつの間にか思わず共感していることでしょう。

ほしい本に追加

人気お笑いコンビ・ハライチの岩井勇気が、自らの「ありふれた人生」を切り取った一冊です。地味で物静かな印象を与える岩井の日常には、タイトルの通り「事件が起きない」。しかし、「食べログ」低評価店で驚きの体験をするなど、誰もが共感できる出来事を鋭い視点で綴っていて、しっとりとした笑いが込められています。

ほしい本に追加

オードリー・若林正恭によるエッセイには、つねに斜に構えたスタイルで、ちょっぴり「めんどくさい」性格が表れています。そんな「ナナメ」な若林に人生の「夕暮れ」が訪れる、つまりおじさんになりつつあるとき、ある変化が起こります。笑えて泣ける、心が洗われるようなエピソードが盛りだくさんな一冊です。

「神童」と呼ばれた少年が成長とともにさまざまな困難に見舞われていく本書は、髭男爵の山田ルイ53世の自叙伝です。引きこもり、失踪、借金など、前途洋々な少年時代から一転、苦しい暮らしを送ってきた山田ルイ53世。どんなに苦しくても、つねに前向きに人生をやり直してきた力強さを感じることができます。

ブラックマヨネーズの代名詞「ハゲとブツブツ」のハゲとして愛される小杉竜一が、薄毛を中心に据えたさまざまなコミュニケーション術を説いた一冊です。コンプレックスとされがちな薄毛を武器に人生を明るく切り拓いていく姿には、もはや笑いよりも感動を覚えます。