ブックキュレーターhonto編集員
夫が、姉が・・・親しいはずの相手の意外な正体が暴かれるドキドキ小説
夫、妻、姉、兄、婚約者・・・親しくしていてなんでもわかっているつもりだった相手が、実は自分が思っているのとは全然違う人物だったとしたら・・・。そんな、考えただけでもゾッとする設定の小説を紹介します。ここで紹介した本を読んだせいで誰のことも信用できなくなっても責任は負えませんが、おもしろさは折り紙つきです。
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幼い頃に失踪して2年後に突然帰って来た姉。妹である主人公は、帰って来た姉に違和感を覚えます。本物の姉ではないのではないかと疑う主人公は、姉しか知ることのない質問をぶつけますが、答えはすべて正しいものでした。大学生になった現在、姉の意外な正体が暴かれます。救いのない結末は、さすが「イヤミスの女王」。
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夫を主人公にした4つの夫婦の物語。『妻―それはいちばん近くて不可解なアナザーワールド』と単行本時の帯にあったように、わかっているようでわからない妻の正体に迫ります。表題作はある日突然「ニセモノ」に入れ替わってしまった妻とともに、本物の妻を探すというシュールなお話。『となり町戦争』でデビューした著者独自の筆致が見事です。
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火車 改版
宮部 みゆき(著)
宮部みゆき、初期の代表作の一つ。休職中の刑事が遠縁の男性の失踪した婚約者を探して行くうちに、彼女の意外な正体が暴かれていきます。「クレジットカード地獄」が社会問題化していた当時の世相を反映した内容で、すべてが明らかになるラストシーンは圧巻。1993年に山本周五郎賞を受賞しました。
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