ブックキュレーターhonto編集員
手紙が人生を変える!素直な気持ちをしたためて大事な人に届けたくなる小説
最近、手紙を書いていますか?受け取る人のことを考えて便箋や封筒を選び、大事にしたためた手紙は心に響くものです。スマホでメッセージを送ることが増えたからこそ、手間暇をかけて送った一枚の手紙は書き手の心がより深く伝わってきます。大切な人に向き合って素直な気持ちを便箋に乗せる主人公たちの姿を見て、手紙が書きたくなってくる小説を揃えました。
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繊細な心を持ち、父親の死で傷を負った主人公の7歳の少女・千秋は、アパートのおばあさんから不思議な話を聞きます。おばあさんは亡くなった人に手紙を届けることができるのです。その言葉を聞いて千秋は、父親に宛てた手紙をぽつりぽつりと書き始めます。7歳の女の子による愛らしい手紙にも注目です。
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ツバキ文具店
小川糸(著)
手紙を代筆する「代書屋」を営むポッポちゃんのもとに、さまざまな想いを持った依頼人がやってきます。一つひとつの依頼に向き合い、手紙を完成させていくポッポちゃんの姿はまさに手紙のプロそのもの。こだわりの便箋や筆記具も必見です。
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オーストラリアを舞台に、難民としてやってきたサリマと、夫に付き従う形でやってきた日本人女性「ハリネズミ」の2人の視点で物語が展開します。ハリネズミは自分の夢を諦めきれず、過去についても後悔していて、その想いを切々と手紙にします。女性たちの交流に胸が熱くなる一冊です。
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