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成立させるのは意外と難しい!?ダイイングメッセージが登場するミステリー
死に際の伝言「ダイイングメッセージ」。被害者はそれで何を伝えようとしたのか・・・そんな興味で読者を引きつけますが、「なぜ直接犯人の名前を書かなかったのか?」に対する説得力と納得感が必要なため、「難易度が高い謎」といえるでしょう。ミステリーファンには作家たちがその謎をどう扱ったのか、その苦労と腐心を読み解く楽しさがあります。
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洞窟というクローズドサークル下で起こる連続殺人事件に複数のダイイングメッセージ、ミッシングリンク、さらには大きな仕掛けもある技巧的な本格ミステリーです。作中には「ダイイング・メッセージ講義」もあり、ファンにはうれしい読みどころ。本書はシリーズ第3弾ですが、単独で読んでも十分に楽しめます。
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チャットで知り合い、初のオフ会をする「アガサ」「ワトソン」などのハンドルネームを持つ7人。そして、金田一耕助の孫・金田一一(はじめ)は雪に閉ざされた山荘で起こった連続殺人事件に遭遇します。人気コミック『金田一少年の事件簿』のノベライズで、ダイイングメッセージが事件のカギを握る高クオリティな本格ミステリーです。
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全編ダイイングメッセージ縛りの短編集です。ミステリー史上最高齢と思われる117歳の安楽椅子探偵が孔子の言葉を引用しつつ、ダイイングメッセージの謎を鮮やかに解き明かします。登場人物の名前など随所にダジャレや言葉遊びが盛り込まれていて、ゆるいタッチで気軽に楽しめる著者らしさが満載のユーモアミステリーです。
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