ブックキュレーター翻訳家 和爾桃子
読み聞かせも精読も楽しめる、深~いケルトのおとぎ話
世界各地に伝わる民話は、その土地の風土や民族性を理解することで、物語への理解が深まります。一方で多くのおとぎ話は口承文学であるため、声に出して読むことで、新たな面白さを発見することができるでしょう。新刊の『アイルランドのおとぎ話』を、さらに楽しむための4冊と一緒に紹介します。
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多くのメディアに取り上げられベストセラーになった1冊。音読をすることで得られる心身への効能をわかりやすく解説した1冊。学生のころは誰もが音読の経験をしたことがあるはずですが、大人になるとも黙読をする方がほとんどですが、大人こそ音読をするメリットがあるのです。
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ケルト文化事典
木村 正俊(編) , 松村 賢一(編)
古代アイルランドをふくむ、ケルト文化圏の歴史・文化・社会・宗教・文学・言語・美術について網羅的に解説した総合事典。アイルランドの民話や神話をディテールを読み解く際の参考書として手元に置いておきたいおすすめの一冊です。
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『夜ふけに読みたい数奇なアイルランドのおとぎ話』の翻訳の際にも活用した一冊です。ギリシャ・ローマとは違った文脈で今日のヨーロッパ文化の深層にも大きな影響を与えているケルト民族の文化と歴史の本質を描いた長編の上巻。
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現代にも古代ケルト人の末裔とされる人々は存在しています。本書は現代でもケルト語を話し、特有の伝統文化を伝え続けている人たちの生活を取材しています。昨今再注目されているケルト文化がいかに豊かなものであったが鮮明に描き出されています。
ブックキュレーター
翻訳家 和爾桃子慶應義塾大学文学部中退。ミステリー・ファンタジーなど英米文学の翻訳を主に手がける。サキ『クローヴィス物語』(白水社Uブックス)、『夜ふけに読みたい不思議なイギリスのおとぎ話』『夜ふけに読みたい 奇妙なイギリスのおとぎ話』『夜ふけに読みたい数奇なアイルランドのおとぎ話』(以上、共訳、平凡社)、J.D.カー『四つの凶器』(創元推理文庫)など、著訳書多数。
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