ブックキュレーターhonto編集員
近代文学入門!最初に手に取っておきたい定番の小説
日本文学は明治維新を経て大きな変化を遂げました。古来の作法を踏襲しながらも西欧の文学作品を換骨奪胎し、新機軸を打ち出した作家たち。各人の試行錯誤は後世にたくさんの成果を残しました。その中から入門に適した名作を紹介します。教科書でもおなじみの文豪たちの小説に触れて、近代文学の夜明けを覗いてみましょう。
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文鳥・夢十夜 改版
夏目 漱石(著)
夏目漱石は新聞社に入社すると数々の小説を連載しました。収録作7編は新聞に連載されたものであり、断章形式で書かれています。知人のすすめで飼い始めた文鳥との日々を描き、美しきものの死を現した「文鳥」。さらに無意識に潜む不安を夢によって具現化した「夢十夜」など、新聞連載小説の道を切り開いた佳品が揃っています。
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岩屋から出られなくなった山椒魚の悲しみを語る「山椒魚」をはじめ、袋叩きにされた酔っ払いから証人になるよう頼まれる「夜ふけと梅の花」など、類まれな観察力とユーモアで味つけされた短編小説集。巻末には処女作にして「山椒魚」の原型である「幽閉」も併録されています。井伏鱒二の原点に触れることのできる一冊です。
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