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英米だけじゃない、もう一つの英語圏。オーストラリアのSFとファンタジー
英語で書かれた小説というと、多くの人がアメリカやイギリスの小説を連想することでしょう。同じ英語圏でありながら、オーストラリアの小説は英米に比べて触れる機会が少なく、その豊穣さも十分に伝わってはいません。かつての開拓者にならって、未知のオーストラリアSF界に飛び込んでみませんか?思いがけない発見があるかもしれません。
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オーストラリアは開拓で生まれた国。そのフロンティア精神は現代SFにも受け継がれています。本書は、異星人の女性科学者ヤルダが世界の危機を救うべく旅立つ物語です。彼女の決して諦めない強さと探求心あふれる性格は、オーストラリアの国民性そのもの。全三部作という特大ボリュームですが、ぐいぐい読ませてくれます。
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破滅SFの傑作と言われている本書も、舞台はオーストラリアです。核戦争によって北半球が壊滅した近未来、残された人々の最後の日々が淡々と描かれます。この切ない物語の全体に流れるのが、悠久の昔からオーストラリアの浜辺に打ち寄せていた波の音。海に育まれたオーストラリアならではの背景が、忘れがたい印象を残します。
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