ブックキュレーターhonto編集員
四季を愛で、人情に涙する。和の神髄に触れる小説とコミック
普段は身近に感じることが少ない日本の伝統文化ですが、それをテーマにした小説やコミックは豊富にあります。主人公のなかには私たち読者同様、その道の初心者も少なくありません。彼らの目線を通して語られる物語からは、長く受け継がれてきた日本の美しい文化が新鮮さとともに伝わってきます。日本のルーツに触れる読書体験を楽しみましょう。
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15歳で茶道を始めた主人公・典子が、お茶を学ぶなかで日々発見したことがゆったりと綴られます。物語の終盤、典子の年齢は40歳を過ぎ。その間に就職があり、失恋があり、友達や親との別れもありますが、毎週茶道教室に通うなかで典子は徐々に自分を受け入れていく術を身につけていきます。茶道を始めてみたくなる一冊です。
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刑務所の慰問で名人・八雲の落語を聞いて感動した与太郎は、出所後に弟子入りして落語を学び始めます。繊細な八雲の落語に対して奔放な与太郎の落語は、八雲に昔の同門だった助六を思い出させます。登場人物たちの激動の人生を読み進めるなかで、落語とは何か、人間とは何か、という問いを抱かずにはいられなくなるコミックです。
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