ブックキュレーターhonto広報担当 土佐勝彦
目の前のことに全力で取り組む映像制作現場を体感する本
華やかに見える映画やテレビなどの映像業界。映画制作現場では監督や助監督、テレビ局ではディレクターやADなどのスタッフ達が自分のやるべきことに全力で取り組み出演者と共に良い作品を作り上げようとしています。拘束時間が長くブラックな職場と言われることもありますが、苦しさや失敗も全て飲み込み今日も彼らは前進します。
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自分の人生も演出するエンターテイナーで背中に彫り物を入れ『極道の妻たち』をはじめ数々の作品を撮った昭和の名監督・五社英雄。生々しいアクションを求め自分で殺陣の演技指導を行う。刀がぶつかり合い、肉を斬り骨を断つ効果音を生み出し、夏目雅子をはじめ人気女優を脱がせ濡れ場を演じさせるに至る雰囲気作りも秀逸。
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在京キー局のディレクターが主人公。新人時代に上司に言われた「ここでは、泥の中で泳ぐような仕事もある」に応えてディレクターとして名をなしていく。有象無象の人々の思惑が蠢く芸能界とテレビ局の深い繋がりで社内にも私腹を肥やす輩がおり、やりたいことがあれば目の前のことを全力で尽くしていくしかない。
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歪んだ蝸牛
田中 経一(著)
警察のガサ入れを生放送する高視聴率番組の演出をする制作部の男VS社内で絶大な権力を振るう編成部長。局の大物の自白を撮る為の生中継に全てを賭ける。あまり知りえないテレビ業界の内情に触れ、演出とヤラセの線引きを考えさせられます。ラストの中継シーンには思わずニヤリとします。
ブックキュレーター
honto広報担当 土佐勝彦hontoの広報として、ニュースリリースや取材・イベント対応に従事。家に本がある環境に育ち、小学生の時に読み始めた日本文学全集のおもしろさにはまり乱読を開始する。その後通学・通勤時間を利用して歴史小説やミステリーに凝る傍ら、コミック誌にもくまなく手を伸ばす生活に。現在は暇さえあればコミックを電子書籍で、小説を文庫本でというスタイルで乱読を継続中。登山の友として本を持参するものの疲れて読まずじまいに多々陥る。好きな作家は司馬遼太郎と安部公房。
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