ブックキュレーター出版甲子園
「恋」と「愛」について。「考えさせられる」恋愛小説5選。
「恋」と一口に言っても、その形は様々。しかし、どの恋にも共通して言えるのは、そこに「愛」があるということ。今回はそれぞれ異なるタイプの恋愛小説を五冊紹介します。なかなか気軽に人に会えないこんな時期だからこそ、小説を読み、あえて1人で自分の恋や愛について考察するひと時をご提案。
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愛していると言ってくれ
北川 悦吏子(著)
自粛期間中に再放送され、話題となった同名TVドラマの小説版。聴覚を失った画家と女優の卵の主人公の物語。主人公の「まっすぐな愛」が硬く閉ざされた画家の心の扉を徐々に開けていく様子がみどころ。しかし、その愛ゆえの悲劇も・・・。甘く優しく、そして切ない。そんな大人の恋を追体験できます。
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ベストセラーとしても有名な王道ラブストーリー。20歳の2人が織りなす、冬の京都が舞台の物語。結末を知った後、もう一度読むと涙が止まりません。時間や理屈を超えた「不変の愛」を信じたくなります。ゆっくりと流れる時間、恋人同士の絶妙な会話、美しい京都の名所の描写もおすすめポイント。
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神様のボート
江国 香織(著)
恋愛のもつ静かな狂気が、淡々と描かれた名作。引越しを繰り返す、ピアノ教師の母・陽子とその娘・草子の物語。陽子の「想像する愛」は、こんなにも誰かを愛せたらいいな、と羨ましくなるほど魅力的。「会いたい人に会えない」人に特に勧めたい一冊。
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出版甲子園2005年設立。早稲田大学公認学生団体。学生の、学生による、学生のための出版企画コンペティション。応募資格は、『学生』であること。参加企画は、厳正な審査と、決勝大会におけるプレゼンバトルで競い合い、編集者の目に止まった企画は出版されます。http://spk.picaso.jp/
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