ブックキュレーター出版甲子園
古文の授業では終わらせない!気楽に楽しむ平安文学の世界
みなさんは「平安文学」と聞いてどのような作品を思い浮かべますか?『源氏物語』?『枕草子』?他にもいろいろな作品名があがりそうです。では、その中の一冊でも読んだことはありますか?「高校の授業でしか・・・」という声が聞こえてきそうですね。そんなあなたにこそ読んで欲しい、平安文学の魅力を易しく伝える5冊の本を紹介します!
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平安時代末期の物語作品である『とりかえばや物語』を下敷きにした小説。男勝りな姫君と美しい男君の姉弟が入れ替わって宮廷生活を送るという、平安時代に書かれたとは思えない原作の斬新なストーリーに、作者の氷室冴子先生の軽快な筆致が加わって、誰もが楽しめる最強の平安コメディとなっています
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ある日主人公が『源氏物語』の世界へと入ってしまうという、少しライトノベルチックな小説。しかしその始まり方とは対照的に、進行してゆく物語は『源氏物語』を脇役の弘徽殿女御の視点からとらえなおすという、『源氏物語』への理解を深めてくれるものになっています。もちろん、「源氏生活」を経た主人公の成長も必見!
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いくら現代に通じると言っても成立は千年前、『源氏物語』をはじめとする平安文学の世界には、現代人の我々とは全く違った習慣や価値観もたくさんあります。この本はそんな「平安の常識」を、『源氏物語』の記述を引きながら分かりやすく解説してくれる本。これを読めば、平安文学の「本当の面白さ」が見えてくる!
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紹介本を読んでくれた人の中からは、きっと「平安文学を読んでみたい!」と思ってくれる人も出てくるはず!しかし原文は意外と長いものが多く、特に『源氏物語』は古文好きでも読み切るのが難しいんです。そこで最適なのが、要約と原文の一部で構成されたビギナーズ・クラシックスシリーズ。「本物」との橋渡しに、ぜひ。
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出版甲子園2005年設立。早稲田大学公認学生団体。学生の、学生による、学生のための出版企画コンペティション。応募資格は、『学生』であること。参加企画は、厳正な審査と、決勝大会におけるプレゼンバトルで競い合い、編集者の目に止まった企画は出版されます。http://spk.picaso.jp/
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