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科学はこうして発展した!数多の研究者が取り組んだ狂気に満ちた実験の歴史
日々、数多くの発見が科学分野でなされています。華々しい科学の発展の裏側には、異常なほどの知的好奇心ゆえに、行き過ぎた危険な実験や奇想天外な実験をした研究者の存在があります。そのような科学発展の裏舞台ともいえる、狂気の実験の歴史が垣間見える本を紹介します。
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医療が発達する前、人類はどのような治療法や健康法を試していたのか?その驚きの歴史がわかります。誰もが知っている偉人の例も多く、例えば、血液を抜くという治療を受けて亡くなったモーツァルトなどが紹介されています。もしも自分も、生まれる時代が違ったら・・・と、思わずゾッとすることでしょう。
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医療の発展の裏には、過酷な人体実験の歴史があります。本書では、そのなかでも科学者が自らの肉体を犠牲にして行った人体実験の歴史を紹介しています。この危険な行為を非効率的だと感じるかもしれません。しかし、本書を読み進めるにつれ、科学者たちの強い覚悟に感動を覚えるはずです。
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人間の「肉体的な限界」を探る生理学の驚異の歴史を紹介しています。本書で扱うさまざまな限界は、どのくらいの高度に耐えられるのか、どのくらいの深度に耐えられるのか、暑さ寒さにはどれだけ耐えられるのかなど、誰もが一度は気になったことのあるものばかり。いろいろな限界について知ることができます。
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自分の体で実験したい 命がけの科学者列伝
レスリー・デンディ(著) , メル・ボーリング(著) , C.B.モーダン(イラスト) , 梶山 あゆみ(訳)
「自分の体で実験したい」と考え、実際に行動に移した科学者たちの生きざまを紹介した本です。彼らはなぜ、自分の体で実験することを選んだのか?一見すると無謀で愚かな決断に思えるかもしれませんが、そこには強い信念と覚悟が隠されています。医療のプロフェッショナルたちの人生に触れることができます。
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爆発する歯、鼻から尿 奇妙でぞっとする医療の実話集
トマス・モリス(著) , 日野 栄仁(訳)
17世紀から19世紀の医学文献に記されていた、驚くべき治療法や手術の概要など全61エピソードを収録した医学事件簿です。特に第4章の「痛さ極限、恐ろしい手術」はショッキングで、現代の恵まれた医療環境に思わず感謝してしまうことでしょう。人類の進歩を感じられる一冊です。
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