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怖いからこそ読みたい!海外の珠玉の怪奇譚を集めたアンソロジー
「怖いもの見たさ」という慣用句があります。見聞きするのは怖い。でも、恐怖を湧かせるものの正体は知りたい。こうした恐怖に対する好奇心が、ホラーと呼ばれるジャンルを育んできました。では、世界ではどんなホラー作品が生み出されてきたのでしょうか?ここで紹介する古今東西の怪奇譚アンソロジーを通して、その端緒をつかんでみましょう。
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19世紀末から20世紀初頭の英米怪奇小説を18編収録。H・R・ウェイクフィールドの「真ん中のひきだし」、レ・ファニュの「妖精にさらわれた子供」など、怪奇幻想文学の黄金期を支えた作品が一挙に楽しめます。併録されている編訳者のエッセイ「怪奇小説考」も必読。怪奇小説の精神史を深く知ることができます。
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怪談の宝庫、イギリスの怪奇小説を19編を収録。19世紀には文芸雑誌に数多くの幽霊譚が寄稿されるなど、英文学を語る上で怪奇幻想小説は欠かせないジャンルです。本書はブラックウッド、ジェイムズ、ウェルズと名立たる面々の作品を収めていて、その内容は非常に充実しています。愛好家にも初心者にもオススメの一冊です。
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アメリカの超常現象再現番組で取り扱われた怪奇現象や都市伝説を11編収録。自動筆記の話「クララからのメッセージ」、予知夢の話「夢の結末」、行方不明になったグライダーの話「再会」など、ゾクッとする奇妙な物語に引き込まれることでしょう。巻末に併録されている、怪奇作家たちによる抱腹絶倒の座談会も必読です。
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