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傑作アートミステリーがずらり!美しい芸術の世界に誘われる小説
実在する絵画や彫刻に秘められた暗号や企み、美術界の裏側、画家やモデルの秘密、失われた絵画にまつわる謎・・・。人々を惹きつけてやまないアート作品には、秘密やミステリーがよく似合います。ここでは、アートの世界とミステリーが華麗に融合した良質のアートミステリーを紹介します。読後、美術館に行きたくてうずうずしてくるはずです。
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日本でアートミステリーの書き手として、まず名前が挙がるのが原田マハでしょう。本書はキュレーターとしても活躍している彼女の代表作の一つ。さる大富豪の邸宅に保管されていた1枚の絵画。ルソーの名画とそっくりなその絵は、果たして本物なのか?手掛かりとなるのは謎の古文書のみ。絵の所有権を賭け、2人のキュレーターが競い合います。
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ルーヴル美術館の館長が殺され、容疑者として疑われた宗教象徴学者のロバート・ラングドン教授。そんな彼と館長の孫娘が、フランス警察に追われながら事件の謎を解いていくミステリー。ダ・ヴィンチの絵画に隠された謎や西洋絵画史、聖杯伝説など、知的好奇心をくすぐる要素が満載で、壮大なストーリーも魅力的なアートミステリーの傑作です。
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「エコール・ド・パリ」というのは、20世紀前半パリに集まって生活していた画家たちのこと。密室で殺された画商の死の謎を解くカギは、エコール・ド・パリに関する美術書の中に隠されていて・・・。殺人トリックに美術の知識がつながる展開が見事な一冊。登場人物たちによるとぼけた掛け合いも絶妙な味わいがあります。
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浮世絵の研究者でもある著者が、ゴッホをテーマにしたミステリーです。絵画修復師の加納由梨子は母の死の真相を追ううちに、未発見だった多数のゴッホの作品、それをまとめたリストの存在を知ります。やがて舞台は日本からヨーロッパに移り、ゴッホの生涯を巡る物語へと発展。その過程で明かされていく数々の謎に圧倒されます。
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