ブックキュレーターhonto編集員
何を考え、どのように生きてきたのか?作家の生き方にフィーチャーした本
物語を読んでいると、何を考えて書いていたのか、作家本人の頭の中を覗いてみたい!と思う瞬間があるものです。そして、随所に潜む作家の人となりや個性的な感性を深堀りしたい・・・。そんなときは、作家の生き方そのものにフィーチャーした本がオススメ!物語の解像度が上がるとともに、著者の予想外の素顔を発見できるかもしれません。
- 0
- お気に入り
- 737
- 閲覧数
-
-
たくさんの童話や絵本を手掛けてきた角野栄子。彼女の日常生活のあれこれや、戦争を経た壮絶な生い立ち、好きなものやファッションなど、さまざまな視点に迫った一冊です。特に、メガネや洋服に関するこだわりは必読!物語が生まれるきっかけとなるエピソードも多数収録された、完璧ともいえる「ファンブック」です。
-
恋愛小説の名手である市川拓司の半生が、発達障害という観点から赤裸々に紐解かれていきます。「なぜ恋愛小説を書くのか」ということを自ら詳細に分析。随所に過去の著書の一節を引用している、読者にはうれしい構成となっています。人間の「多様性」について理解を深めることができ、視野が広がる一冊です。
-
宮沢賢治の生涯をたどると同時に、作風から切り離せない時代背景や家族、人間関係などに細かくスポットを当て、写真など資料も充実の解説本です。賢治の教え子の証言も収録。彼の人生から切り離せない津波という自然災害と作品の密接な関係など、たくさんの人の胸を打つ世界観、その成り立ちを深く考察するのに役立ちます。
-
NHK連続テレビ小説『花子とアン』で脚光を浴びた翻訳家・童話作家の村岡花子についての情報がぎっしり詰まった一冊。責任編集は孫の村岡恵理。写真資料から、過去の対談やエッセイ、「みみずの女王」をはじめとする童話も多数収録されています。永久保存版と銘打たれているとおり、村岡ワールドを隅々まで堪能できます。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です