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恋のトキメキは千年前から変わらない!恋愛の喜びと痛みを描いた古典文学
今から千年ほど昔。貴族の女性は男性に顔や姿を見せることもなく、ひっそりと家にこもっていました。一夫多妻制で、嫉妬も文句も言えない控えめな奥ゆかしい女性たち。そんなイメージをお持ちかもしれませんが、実際はそうとは限らなかったよう。現代に暮らす私たちも十分楽しめる、波乱万丈な恋愛を描いた古典文学の数々を紹介します。
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とりかえばや物語
田辺 聖子(訳著)
男のように活発な娘と、女のようにしとやかな息子。父親の「この2人をとりかえられたらいいのになぁ」という願いの通り、娘は男として、息子は女として生きることに。バレそうになってハラハラしたり、恋愛で悩んだり、「とりかえ」だからこそのドキドキが味わえる、平安時代のドタバタラブコメディです。
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恋する伊勢物語
俵 万智(著)
「むかし男ありけり」から始まる、ある男の生涯を和歌と物語で綴った短編集です。別れた彼女がほかの男に取られて嫉妬する男、恋に舞い上がった田舎娘、老女と若者の恋。さまざまなパターンの物語から、当時の恋模様が垣間見えます。歌人であり元国語教師の俵万智の鋭い解説が、物語をより深く味わうヒントになっています。
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