ブックキュレーターhonto編集員
『古事記』や『日本書紀』好き、必読。古代日本のロマンが詰まった神話小説
日本最古の歴史書『古事記』と最古の正史『日本書紀』は、合わせて「記紀」と呼ばれています。「神々の時代の小説」のようなもので、堅苦しい印象とは裏腹に、読めば意外なおもしろさが詰まっています。「記紀」に興味を持つ方にぜひ読んでほしい、日本神話をモチーフとした近現代の小説を紹介します。古代日本のロマンをご堪能ください。
- 172
- お気に入り
- 22590
- 閲覧数
-
『古事記』に苦手意識を持っている方にこそ読んでもらいたい超訳本。大筋はそのままですが、ライトノベル風の文調で格段に読みやすい物語に仕上がっています。やけに人間くさい日本の神々の特徴をよく捉えていて、笑いどころも多い良作。読後はきっと「古事記ってこんなに親しみやすい話だったのか!」と思えるはずです。
-
「記紀」に登場する3本足のカラス「八咫烏」が住む世界を舞台にしたファンタジー。本書は日本神話をモチーフにした「八咫烏シリーズ」の第1弾ですが、1巻目だけでは神話との関連性がつかみにくいかもしれません。巧妙に隠されたメタファーを見つけ出す喜びを感じてほしいので、極力ネタバレなしで読み進めることを推奨します。
-
日本が国家としてまとまり始めたころ、人々はこれまで信仰してきた神との決別を強いられました。国の繁栄のために田を広げることは、人が神々の領域を侵略することを意味していたのです。古代の人々は何を思い、どのような選択をしたのでしょう。「神話」が「歴史」に変わる瞬間を、美しい筆致で書き上げた名作です。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です