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「カミーノ・デ・サンティアゴ」の魅力を知り、スペイン巡礼に出かけたくなる本
スペイン北部を旅する「カミーノ・デ・サンティアゴ」は、「スペイン巡礼」とも呼ばれ人気を博しています。フランスとの国境にあるピレネー山脈の街からスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまで、数百キロにおよぶ道のりをただひたすら歩きます。日本でも注目度が高まりつつあるこちらの旅の魅力を、知ることができる本を集めました。
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惜しみなく掲載された数多くの写真と読む人の想像力を掻き立てる文章で、今すぐサンティアゴ巡礼の旅に出たくなる本です。ロマネスク様式の建築物、草原に伸びる一本の巡礼の道をひたすら歩く様子、巡礼者が泊まる宿の風景など、自分が巡礼に出た気分になることができます。
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巡礼の道だからといって、いろんなことを我慢しながら歩く必要はありません。宿で食べたり、飲んだり、他の旅行者と話したり、さまざまな体験こそが旅の醍醐味なのです。ちなみに本書の著者は、旅を通して必要なものと不要なものを見極める目を養えた模様。読めばきっと、あなたもスペイン巡礼に出かけたくなることでしょう。
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突然離婚を言い渡されたトモコは、女ひとりでスペイン巡礼に旅立ちます。そこで出会ったさまざまな人々とのやり取りや、ひたすら歩きながら考えたことなど、道中における彼女の頭の中身がそのまま一冊の本に。かしこまらず自然体で書かれていますが、それがまた臨場感を醸し出ています。
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俳人・黛まどかによるスペイン巡礼の記録であり、俳句集としても楽しめる一冊です。ひたすら歩くのではなく、道端に咲いてる花を見たり、ちょっと寄り道をしたりと、俳句の題材を探しながらの巡礼は全編にわたり楽しさがあふれる旅になっています。イベリア半島という舞台と日本の俳句のギャップも新鮮で、引きつけられます。
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