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心の緊張をほぐそう!海外の「ゆるい」生き方&考え方を知ることができる本
現在の日本社会はルールや世間の目が厳しく、心も固く緊張しがち。気持ちをゆるめたくなったときは、本を通して海外の「ゆるい」生き方・考え方を知る旅に出ることをオススメします。そこにあるのは、単なる怠惰なゆるさではなく、日々を幸せにする心地よいゆるさ。ここでは日本から西へ、5カ国をめぐる「ゆるい」世界一周をお届けしましょう。
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マレーシアの狩猟採集民であるプナンの暮らしを文化人類学者・奥野克己が記した一冊です。プナンの社会では、時間は季節のように回るもの。だから、時間効率を上げる、未来のために成長する、といった価値観とは無縁です。素朴で豊かなプナンの暮らしに、今という時間を犠牲にすることは当たり前ではないと教えられます。
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計画性に乏しく、遅刻は当たり前であるイタリア社会。それでも持ち前の臨機応変さでなんとかしてしまうイタリアの人々のたくましさを綴った一冊です。人生を楽しむためにはある程度の「ルーズさ」や「寛容さ」が必要不可欠であると教えてくれます。時計ばかり見ていたこれまでの生活が、一気にバカバカしく感じるかもしれません。
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幸福度が高い北欧フィンランドの働き方に注目した本です。フィンランドの人々が仕事の生産性と日々の充実を両立できる背景には、休憩や休暇に対する積極的な取り組みがありました。たとえば、コーヒー休憩が法律で認められていたり、夏季休暇は4週間が当たり前だったり。休むことも立派な仕事の一つなんだと気づかされます。
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発展途上にありながら幸福先進国であるフィジーの幸せの習慣が綴られています。フィジーには、Tシャツでもお金でも、人の物を無断で借りる習慣があります。移住した当初は戸惑った著者ですが、これが人々を幸せにしているのだと気づきます。読後には、お金や物に固執せず、人と人のつながりを大切にしたくなっているはずです。
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