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日本にとって太平洋戦争とはなんだったのか。今、改めて考えるための本
教科書や映像で見たことのある戦争の様子。しかし、そこには描かれていないさまざまな事実や体験がまだ数多くあります。そもそも日本にとって太平洋戦争とはなんだったのか?なぜ始まったのか?どうやって終戦を迎えることができたのかなど、日本人として学ぶべきことは多くあります。そこでここでは、太平洋戦争を多角的に学べる本を集めました。
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ポツダム宣言を受け入れるかどうかという、まさに日本にとって最大の決断を迫られた一日(1945年8月15日)についてまとめたノンフィクション。天皇の聖断や玉音放送、そしてそこに行きつくまでのさまざまな人たちの葛藤と決断が記されています。教科書には載っていない、終戦までの経緯を理解するための必読書です。
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太平洋戦争の末期、9回出撃をしながらすべてにおいて生還してきた特攻兵の佐々木友次氏へのインタビューをまとめた本です。「生きて帰ることは上司の命令に背くこと」でありながらも、懸命に生き抜く道を選んだ佐々木氏の考えが記されています。美談や精神論でなく、リアルな目線で見た特攻隊の姿を知ることができます。
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艦長たちの太平洋戦争 34人の艦長が語った勇者の条件 新装版
佐藤 和正(著)
太平洋戦争の最前線で戦艦の艦長を務めた34人の証言談をまとめたノンフィクション。艦長たちが目にした「生々しい戦場の様子」をはじめ、実際の攻撃や回避における問題点、極限状況における統率のあり方など、触れられている内容は実に多彩。知恵をしぼって反撃し、奮闘したエピソードなどは読み応えがあります。
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中高生に向けて行われた講義の内容をまとめた一冊。第二次世界大戦に至るまでの通史を学ぶと同時に、列強、軍部、政治家など、さまざまな視点からの歴史も知ることができます。「状況次第で戦争はいつでも起こり得る」という強いメッセージ性も込められていて、一人ひとりが戦争と向き合うことの重要性を実感させてくれます。
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いまこそ読みとく太平洋戦争史 やさしい!くわしい!新しい!!
諏訪 正頼(著)
「日本はなぜ戦争に向かったのか?」など、太平洋戦争に関するたくさんの疑問が詰まった一冊。膨大な資料を基にした情報が時系列順にまとめられているのもポイントで、客観的な視点からそれらを読み解くことができます。そこから見えてくる問題点がそのまま現在の政治や社会に当てはまる・・・という意味でも興味深い一冊です。
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