ブックキュレーターhonto編集員
誰もが昔は子どもだった。失ったイノセンスを思い出させてくれる物語
大人になってどのくらいの年月が経ちましたか?子どものころの気持ちを鮮明に思い出すのは、年を取るたびに難しくなります。でも、物語の中では誰もが自由です。童心に帰って心を躍らせ、身に覚えのある昔の感覚に遭遇し、感傷に浸って切なくなる。大人だからこそ読みたい、子どものイノセンスが光る小説を集めました。
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いたずら好きのわんぱく少年トム・ソーヤーは勉強が大嫌い。悪知恵を働かせて叔母さんの手伝いをサボってばかりだけど、親友たちには義理堅い彼が、ひょんなことから厄介な事件に巻き込まれてスリリングな冒険が始まります。発刊から150年近く経ってもなお色褪せない、イノセンスとユーモアに彩られた名作です。
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小学4年生の「ぼく」が住む街に突然現れたペンギンたち。どうやら歯科助手のお姉さんが、ペンギンの出現に関係しているよう。「ぼく」はその謎を探ろうと動き始めます。小学生目線で語られ、忘れてしまった幼い日の感覚を呼び起こす物語。まっすぐな「ぼく」の成長と淡い初恋に、みずみずしい感覚がよみがえってくるでしょう。
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7歳のバディーと60歳を越えたミス・スックはいとこ同士、そして無二の親友です。毎年クリスマス前に、わずかな貯金でフルーツケーキを焼き、2人の数少ない大切な友人たちに贈ります。物語の中で少しずつ大人になっていくバディーと、いつまでも無垢な少女の心を持ったミス・スック。2人の思い出に切なさがこみ上げてくるはずです。
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大恐慌の最中、失踪していた父に呼ばれてスラム街に越してきた幼い「僕」。しかし父は現れず、美しく勝気な母と女優を夢見る妹との、経済的にも精神的にも不安定な暮らしが始まります。病弱な母に代わって、生活の活路を見出そうと懸命に行動する「僕」の長い旅。少年の心の機微と、彼の目に映る当時のアメリカが描かれています。
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