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どんな手を使ってでも脱出する!密室からの脱獄劇を描いた物語
鍵のかかった部屋から忽然と姿を消す、いわゆる密室トリックはミステリーの醍醐味。なかでも最も厳重に警備された密室といえば、刑務所をおいてほかにありません。鉄格子と高い塀で外界から隔てられ、常に監視下に置かれた閉鎖空間から知恵と度胸で逃げ出す脱獄では、究極の密室トリックが描かれます。不可能を可能にする驚愕の手口をご覧ください。
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思考機械 完全版 第1巻
ジャック・フットレル(著) , 平山 雄一(訳)
「思考機械」の異名をとる天才・ドゥーゼン教授。彼が活躍するシリーズで一番有名な短編が、本書に収録されている「十三号独房の問題」です。友人との賭けで脱獄に挑戦することになったドゥーゼン教授が何も持たず独房に入れられ、外部との接触を厳重に禁じられた状態から脱出するまでを描いた名作です。
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ゴールデンボーイ 恐怖の四季 春夏編 改版
スティーヴン・キング(著) , 浅倉 久志(訳)
スティーヴン・キングの二つの傑作中編を収録。脱獄をテーマにした「刑務所のリタ・ヘイワース」は、脱獄手口に驚かされるだけでなく、囚人たちの心の動きまでも丁寧に描き出しています。脱獄をヒューマンドラマにまで高めたキングの手腕に唸らされます。
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完全脱獄
ジャック・フィニイ(著) , 宇野 輝雄(訳)
服役中、看守に暴力をふるい、死刑を宣告された兄。彼を救う手段は脱獄のみ。主人公のベンは、4日以内に兄を脱獄させようと孤軍奮闘します。厳重な警備をくぐり抜け、兄を救うことができるのか?サンクエンティン刑務所を舞台に繰り広げられるスリリングな駆け引きは読み応え十分です。
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大長編シリーズのパート6「ストーンオーシャン」の舞台は刑務所です。無実の罪で投獄された主人公の徐倫は、父・承太郎の導きでスタンド能力に目覚めます。スタンドを使って囚人仲間とともに脱獄を目指す徐倫。刑務所という閉鎖空間での戦いは、シリーズ中でも異色のおもしろさで、読者を物語世界に引き込みます。
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脱獄を描いた映画といえば、テーマ音楽も軽快な往年の名作『大脱走』。この映画は実際の出来事をベースにしていますが、本書は映画の主要人物であるビッグXことロジャー・ブッシェル少佐の生涯を描いた伝記。綿密な取材によって明らかになる『大脱走』の裏側、その知られざる戦いに思わず胸が熱くなります。
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