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難解なイメージが覆される!?村上春樹のゆるふわなエッセイ&短編集
日本を代表する作家のひとり、村上春樹。独特の比喩表現が癖になるという声も多いですが、ファンと同じぐらいアンチも多いのは人気作家の宿命といえるでしょう。しかし彼のエッセイや短編集を読んでみると、難解なイメージが覆されることがあるはず。そんな村上春樹の「B面」を垣間見ることができる本を紹介します。
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村上春樹曰く『誰かに手紙を書くみたいに』綴られたエッセイ集です。安西水丸の鮮やかで洗練されたイラストに導かれながら、おおらかに語られる言葉に心がほどけていきます。晴れた日の公園の芝生に寝そべってビールを片手に読みたくなる、そんな明るさに満ちた一冊です。
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『僕はもうかなり高いレベルのおっさん』と自称する村上春樹が、『潔い開き直りの精神』で若い女性に向けて書いたエッセイ集です。やさしさとウィットに富んでいて、1話読むごとに目の前の世界が少し開ける思いになります。大橋歩のイラストにも、ちょっとしたスパイシーさとほっこり気分が同居しています。
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夢で会いましょう
村上 春樹(著) , 糸井 重里(著)
村上春樹と糸井 重里のいたずら心あふれるショートショート集。「アスパラガス」「シェービング・クリーム」「デス・マッチ」など五十音順に並べられたカタカナをテーマに、2人の個性がぶつかり合う化学反応が存分に楽しめます。クスッと笑えて、気づくと肩の力が抜けているはず。すきま時間の気分転換や旅のお供にピッタリです。
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ふわふわ
村上 春樹(文) , 安西 水丸(絵)
猫好きな著者が子ども時代を回顧するような視点で綴った絵本。「ぼく」と猫が縁側で日向ぼっこしている心穏やかなストーリー・・・と思いきや、著者ならではの哲学エッセンスが加えられて、ほんのり切ない気持ちにもなります。安西水丸のシンプルだけど趣のあるイラストが読者を癒し、ストーリーの独特な世界観を際立たせています。
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