ブックキュレーターhonto編集員
アート×サイエンス!感性と芸術を科学的な視点から探究するための本
アート作品に触れたとき、私たちの心の中には「きれい」「おもしろい」「怖い」などさまざまな感情が湧き上がりますが、これはいったいどのようなメカニズムに基づいているのでしょう。実は芸術的体験や人の心を動かす作品そのものには、人の認知に基づく科学的なエッセンスが凝縮されています。そんなアートを科学の視点から楽しむための本を集めました。
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なぜ脳はアートがわかるのか 現代美術史から学ぶ脳科学入門
エリック・カンデル(著) , 高橋洋(訳)
絵画を「よい」と思うとき、脳内では何が起こっているのでしょうか?感覚的な体験というイメージが強い芸術ですが、実は私たちの脳、認知心理などがそのメカニズムに関わっています。脳科学、医学、認知心理学、行動科学から美学、哲学に至る幅広い知見を総動員してアートについて考察した、ユニークな一冊です。
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芸術・無意識・脳 精神の深淵へ:世紀末ウィーンから現代まで
エリック・R.カンデル(著) , 須田 年生(訳) , 須田 ゆり(訳)
無意識の世界へと向かった芸術と科学。人はなぜ「美醜」を判断したり、「感情」を抱くのでしょう。知覚とは、心とは?ノーベル賞神経科学者による、人類の「無意識」をめぐる壮大な100年史。フロイト、クリムト、ココシュカ、シーレにはじまり、550人超の貢献者たちが登場します。群を抜いた情報量の一冊です。
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芸術と科学のあいだ
福岡 伸一(著)
芸術と科学のあいだに共通して存在するものとは?それは、この世界の繊細さとその均衡の妙に驚くこと、そしてそこに美しさを感じるセンスである。生物学者・福岡伸一が、芸術をトピックごとに語ったエッセイ集です。科学の視点から語られる親魏倭王の金印、バベルの塔などは、新鮮な驚きに満ちています。
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科学でアートを見てみたら
ロイク・マンジャン(著) , 木村 高子(訳)
ゴッホの描く太陽は、日の出と日の入りのどっち? ブリューゲル「バベルの塔」の建築方法は?こんな調子でアート作品の科学的背景を読み解いていく一冊です。数学、物理学、天文学、植物学、解剖学などを駆使した科学的考察で、巨匠の作品を深く理解できるようになります。理系教科が苦手な方も楽しめるはずです。
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脳は美をどう感じるか アートの脳科学
川畑 秀明(著)
人はなぜ美しさを感じ、感動するのでしょうか。脳科学や心理学における最新の研究を取り上げながら、脳が美をどのように感じるのか、人にとって芸術はどのような意味があるのかについて論じています。動物を使った実験、脳の活動の測定などの研究方法にも触れられていて、脳科学初心者にもわかりやすい構成になっています。
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