ブックキュレーターhonto編集員
疲れた大人の心を癒す。美しい絵で心に栄養を補給できる絵本
「絵本は子どものもの」そんな考えを吹き飛ばす、大人にこそ読んでほしい絵本が近年増えてきています。ストレス社会で生きる大人が眺めるだけで癒やされるような絵本が、多くの人に支持されているのです。仕事や人間関係に悩んでいるとき、だけど誰かに会う気分ではないとき、美しい絵で心に栄養を与えてくれるような絵本を開いてみませんか?
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の
junaida(著)
「わたしの」「お気に入りの」「コートの中の」「お城の」と、言葉と言葉をつなぐ「の」で広がる世界が描かれていた一冊。読み進めるうちに、自分も不思議な世界に迷い込んだような感覚を覚えるでしょう。細部まで丁寧に描かれた絵は、どこを見ても豊かな想像力であふれ、何度ページを開いても新しい発見があります。
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チリとチリリよるのおはなし
どい かや(作)
チリとチリリは、森の方から聞こえるお囃子に誘われ、自転車でお散歩へ。森の奥に進んだ2人にくろねこがおつきみドリンクを作ってくれて・・・。色鉛筆で描かれたチリとチリリの世界は、柔らかく、かわいらしく、愛おしいものであふれています。ファンタジックでやさしい世界をご堪能ください。
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海とそらがであうばしょ
テリー・ファン(作) , エリック・ファン(作) , 増子 久美(訳)
もういないおじいさんが話してくれた「海と空が出会う場所」を目指すために、男の子は船を作って海へ出た。さまざまな島を通り抜け、ついに目的地にたどりつくと・・・。細かい部分まで緻密に描かれた美しい絵に圧倒されます。添えられた短い文章も去ることながら、何よりも絵が雄弁にメッセージを伝えてくれる絵本です。
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銀河鉄道の夜
宮沢 賢治(原作) , 清川 あさみ(絵)
宮沢賢治の代表作『銀河鉄道の夜』の世界をアーティストの清川あさみがビーズや布で美しく表現した、写真集のような美しい絵本です。本を開くと宮沢賢治の言葉と絶妙にマッチした、見事な星の世界がページいっぱいに立ち現れます。『銀河鉄道の夜』を何度も読み返している人でも、その魅力に出会い直すことができるでしょう。
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金曜日の砂糖ちゃん
酒井 駒子(作)
「金曜日の砂糖ちゃん」「草のオルガン」「夜と夜のあいだに」の3編が収録されています。どれも幼子が日常から別世界に入り込んでしまう、不思議なお話です。読了後はまるで自分もその世界に入り込んでしまったような少し不安な気持ちを抱くと同時に、美しい絵に圧倒され、もう一度ページを開きたくなるはずです。
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