深みのある人生を目指して。深淵なる仏教の世界へと誘われる入門書

仏教の始祖・ブッダの教えの本質に迫った一冊です。そもそもブッダとはどのような存在なのか？をおさらいしつつ、人間の苦しみや煩悩、無明など、人生で避けられないテーマにも触れています。将来や過去について、よく考え込んでしまう・・・という方も、本書を読めばきっと人生観が変わることでしょう。

独自の解釈で描かれた手塚治虫版のブッダ伝です。ブッダという人物がどのような経緯で誕生したのかが、ドラマチッチな展開で描き出されています。主人公が悟りを開くまでの過程を追っていくうちに、自然と「仏教の考え方」を把握できるようになっている構成は秀逸。仏教に堅苦しさを感じている方にこそオススメです。

驚きのエピソードが満載で、仏教に関する知識を楽しく学べる一冊です。お経を読むときに木魚を叩く理由や、怒っている仏像がある理由など、仏教の気になるトピックをさまざまな角度から紹介しています。写真や地図、イラストなどがたくさん掲載されていて読みやすく、歴史的な内容もスッと頭に入ってくるでしょう。

仏教に関するさまざまな用語を英語で解説した斬新な一冊。たとえば、ブッダは「Awakened One」と表され、「awakened【形】起こされた」のように英単語の意味も同時に提示されます。異なる言語で言葉の意味を知ることで、今までわかりづらかった仏教の用語がパッと理解できる・・・かもしれません。

仏教と聞くと、まず第一に「お経」を思い浮かべる方も多いでしょう。本書ではお経の概要をはじめ、スッタニパータや涅槃経など、時代順に5つのお経を解説しています。仏教の教えが詰まったお経に触れることで、今の苦しみを乗り越え、次の歩みへとつなげていく糸口を見つけ出すことができるはずです。