ブックキュレーターhonto編集員
この首都で、生き続ける。東京とその住民を知るノンフィクション
首都・東京。明治以降、日本の中心地として多様な人々とともに歴史を歩んできました。そこは同じ「東京」でありながら時代や場所によって光と闇が際立ち、またその地に住む人々ごとに異なる景色が広がっています。ここでは東京という街とその住民を深く、また新たに知ることのできるノンフィクションを紹介します。
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九月、東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響
加藤 直樹(著)
関東大震災直後の東京。そこは悪しき流言飛語によって、朝鮮人に対する暴行と虐殺が繰り返される凄惨な空間でした。本書では、それらの事件に関する証言や事実が多数の資料から集められ、時系列に合わせて記されています。震災の混乱のなかで浮き彫りとなる人間の憎悪と狂気が、現代への戒めとして読者の心を揺さぶります。
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ずばり東京
開高 健(著)
著者は日本を代表するノンフィクション作家の一人、開高健。1964年の東京五輪を前に、激動する街と都民を追った一冊です。刮目すべきはその文体。40以上の各章ごとに最も相応しい文体を駆使して、個々のエピソードを際立たせています。文章の魔法によって、古びることなく残された当時の東京は必読。
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「2020~2021年」の東京に迫ったルポルタージュ。コロナや東京オリンピックなどの象徴的な出来事はもとより、YouTubeから『鬼滅の刃』まで。一変した時代でそれらと関わりながら懸命に生きる人々が鮮明に描かれています。何十年と経っても改めて読むべき内容であり、また読みたくなるはずです。
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