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新たな一歩を踏み出す人へ贈りたい!挑戦する大人の背中を押してくれる絵本
新たな挑戦を始めたり、新天地で暮らし始めるのは、自分で選んだ道とはいえ不安になって、つい怖気づいてしまいそうになることも。新生活を前に不安で仕方がないときは、心の奥からじんわりと勇気が湧いてくる絵本を開いてみませんか?そんな新たな一歩を踏み出す大人にオススメしたい絵本をそろえました。
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はじまりの日
ボブ・ディラン(作) , ポール・ロジャース(絵) , アーサー・ビナード(訳)
名曲『フォーエバー・ヤング』は、ボブ・ディランが息子のことを思って書いた歌です。公園でこの歌を歌っていた少年はやがて大きくなり、大勢の人の前で歌を披露。さらにはデモ活動にも参加するように。心に響く言葉、「こうありたい」と願う少年の姿に心を打たれます。曲を聴きながら、何度でもページを開きたくなる一冊です。
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ぜつぼうの濁点
原田 宗典(作) , 柚木 沙弥郎(絵)
平和なひらがなの国の道ばたに、ある日、濁点だけが落ちていました。この濁点はかつてぜつぼうの「ぜ」についていた濁点で・・・。絶望の濁点が希望に生まれ変わるまでの過程が、言葉のおもしろみとともに見事に表現されています。人生に絶望しても、生きてさえいればどうにかなる。そんな救いが込められた絵本です。
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ぼくを探しに 新装版
シルヴァスタイン(作) , 倉橋 由美子(訳)
足りないかけらを探し続ける「ぼく」は、欠けた部分にさまざまなものをはめていきます。大きすぎたり、小さすぎたり、ちょうどよいものでもつい落としてしまったり。そんなとき、ぼくはやっとこれというかけらと出会ったけれど・・・。絵がシンプルなだけに、読み手に解釈が委ねられています。自分とは何か、と問いたくなる一冊です。
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夢を追う人、夢を諦めた人、夢なんてわからないという人、どんな人の心にも響く絵本です。「言うだけなら簡単」という無責任な言葉はなく、理想の自分になるための具体的な方法を記しています。「夢を叶えるため」にはどんなモンスターを倒せばいいのか?どんな心の力が必要なのか?自分で考えるためのヒントが得られます。
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たくさんのドア
アリスン・マギー(文) , ユ テウン(絵) , なかがわ ちひろ(訳)
目の前に現れるたくさんのドア。開けるのに勇気がいるドアもあれば、重たいドアや簡単に開くドアもある。「ドアの先には何がある?」と勇気を出してドアを開ける男の子は、読み手自身の姿でもあります。生きていく限り新しいドアは現れ、無限の可能性が広がっていて、希望に満ちた未来があることに気づかせてくれます。
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