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あのころの息苦しさがよみがえる・・・。親と子の難しさを見つめた本
大人になってから子どものころを思い返すと、さまざまな感情がよみがえるもの。一見すると良好な関係でも、ある言葉が引っかかっていたり、あれは理不尽な対応だったと思わざるを得なかったり。相手が親だからこそ、そうしたことに悩む人は多いでしょう。子どものころに立ち返り、親子の関係を見直すきっかけとなる本を紹介しましょう。
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選択の軸が「お母さんがどう思うか」になっている波は、友達から「犬の散歩をしてほしい」とお願いされます。母親には内緒でそれを引き受けた波は、犬の散歩をする過程で不思議な少年と出会い・・・。さまざまな出会いを通して自分の気持ちを言葉にできるようになっていく波の姿が、美しく、そして切なく描かれた絵本です。
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『100万回生きたねこ』の著者・佐野洋子の生い立ちが描かれたエッセイです。「母を捨てた」と書く著者の、母を愛せない葛藤や正直な気持ちが客観的に、軽快に、ぽつりぽつりと綴られています。介護とは、親子とは、という問いに正面から向き合う著者の言葉が胸に刺さります。親の老いに直面する前に読みたい一冊です。
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