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ライトとシリアス、振れ幅の大きさを楽しもう!はじめての櫛木理宇
2012年、『ホーンテッド・キャンパス』でデビューした櫛木理宇。大ヒットとなった同シリーズはラノベ調で気軽に読めますが、著者にはもう一つ、シリアスな「社会派×イヤミス」という作風の作品群があり、同じ著者でここまで振れ幅があるのも珍しいことでしょう。ここでは、シリアス系のミステリー小説を中心に紹介します。
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櫛木理宇のデビュー作であり、代表的なシリーズの第1弾。怖がりのくせに幽霊が視えてしまう主人公と、霊に好かれる体質の女性が大学のオカルト研究会に所属し、そこで遭遇する数々の怪奇現象を解決していきます。軽いホラーテイストの青春学園ラノベといったシリーズで、2016年には実写映画化もされた人気作です。
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他人を家に入れるようになってから、家族が少しずつ洗脳・支配され、やがて崩壊していくまでのさまを描いた、実在の事件をモチーフにしたサスペンスホラーです。マインドコントロールのリアルで生々しい描写もあり、やっぱり人間が一番怖いというイヤミス系の話ですが、最後まで読めば不思議な読後感が待っています。
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ホテルで殺された男の家には、監禁されていた女性と複数名の白骨死体が残されていた。犯人の男を殺したのはいったい誰か・・・という謎を、元家裁調査官の白石と友人の刑事が追いかけるストーリーです。虐待や監禁など重たいテーマのイヤミスですが、ミステリーとしてもしっかりとした骨格を持っていて読み応えがあります。
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