ブックキュレーターhonto編集員
ちょっとさみしくて、ちょっとワクワク。引っ越しがテーマの読み聞かせ絵本
知らない場所、知らない人、知らない家。環境がガラッと変わる引っ越しは、幼い子どもにとっては世界そのものが変わってしまうくらいの衝撃があります。そんななかで感じる小さな喜びや人のやさしさ、切ない別れは、心の内に残るものです。ここでは「子どもの目線から見た引っ越し」がテーマの、読み聞かせにぴったりな絵本を紹介します。
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とん ことり
筒井 頼子(さく) , 林 明子(え)
引っ越してきたばかりのかなえの家では、両親とも荷物整理に大忙し。そんななか、玄関の方から「とんことり」という音が聞こえ、見に行ってみると、そこには素敵なモノが届いていて・・・。繰り返し贈り物が届く不思議な雰囲気と、温かなラストが印象的な一冊。読後には、もう一度最初からページを開きたくなります。
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とおいまちのこ
たかどの ほうこ(作) , ちば ちかこ(絵)
遠い町から来た女の子が、どんな町に住んでいたのかを話してくれました。素敵な町の様子を知って、その町に行ってみたいと思ったその晩、不思議なことが起こり・・・。引っ越しを経験した人なら誰もが感じたことのある、「昔いた町への寂しさや懐かしさ」が描かれた名著。童話らしいユニークな展開に心も癒やされます。
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せいちゃん
松成 真理子(作・絵)
ある日突然、隣に住むせいちゃんがお手紙を持って来ました。それは引っ越しを伝える手紙でした。ずっと一緒だと思っていたのに・・・。初めて経験する別れから生まれる悲しさや寂しさが丁寧に描かれていて、希望が詰まった約束には胸を打たれます。主人公の心情変化にもリアリティがあり、大人も感動できる一冊です。
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またあえるよね
あいはら ひろゆき(作) , こみね ゆら(絵)
かなちゃんはなつきちゃんと仲良しでした。でも、春休み明けの幼稚園には、なつきちゃんがいなくなっていて・・・。幼稚園児たちが味わう初めての別れが、ほんわかとしたやさしいタッチの水彩画で柔らかく描かれています。純粋に悲しみ、そして「また会えるよね」と約束する子どもたちの姿に心が洗われるはずです。
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とくべつないちにち
イヴォンヌ・ヤハテンベルフ(作) , 野坂 悦子(訳)
転校先の学校に登校したアルノ。帰りたいと思いながらも席に座り、授業が始まります。なかなか気分が乗らないアルノでしたが、歌の時間が始まると・・・。新しい学校、新しい教室、知らない友達、そこに1人で足を踏み入れなければならないアルノの緊張感が伝わります。温かい気持ちになれるハッピーエンドも必見です。
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