ブックキュレーターhonto編集員
書き手の喜びを味わおう！人気作家たちによる小説指南書
小説を書いてみたいと思っても、実現せずに願望のままで終わってしまった方は多いでしょう。リモートワークなどによりスキマ時間が増えつつある昨今は、小説を書き始めるのに絶好の機会ともいえます。「どうやって書けばいいの？」という方、安心してください。人気作家たちがあなたを未知なる1行目に導いてくれる指南書を集めました。
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『デビューしてから11年間まったく売れなかった』と回想する著者が長年のキャリアで培った、作家として売れ残るためのノウハウを凝縮した一冊です。キャラクターの造形やプロット作成など、書くための技術だけでなくデビュー後の心構えにまで言及されていて、作家志望の方なら必読の内容といえるでしょう。
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本書の特徴はとにかく実践的なところ。ネタとなる題材の探し方から、読ませる文章を書くためのコツまで、著者の創作術が惜しみなく明かされています。指南書というよりは実用書に近く、「これから小説を書いてみたい」という方はもちろん、「書いてはいるけどなかなか先が進まない」という方にも推薦したい一冊です。
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本書は一般的な指南書とは少し異なります。語りかけるような文体でスラスラと読み進められますが、著者・高橋源一郎から提示される複数のキーワードをもとに読者自身が小説の本質を考え、内容を読み解いていかなければなりません。このような読書体験こそ、まさしく著者の言う小説を「つかまえる」ための第一歩なのでしょう。
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小説読本
三島由紀夫（著）
「小説家はなりたくてなれるものではない」というなかなか辛辣な一文から始まる本書は、三島由紀夫が20代から晩年までに書いた随筆がまとめられています。著者の文学観が鋭い洞察と豊かな比喩により展開される内容となっていて、教本としての側面はもちろん、三島の文学に対する覚悟がうかがえる貴重な一冊です。
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