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イギリス王室の光と闇。1000年近く続く王家の物語
イギリス王室のメンバーは、ニュースやゴシップなどを通じて日本でもよく知られています。しかし、その歴史はどうでしょう?フランスの公爵にもかかわらずイングランド王となったウィリアム王を始祖とするイギリス王室は、世界で3番目に古い血統を誇ります。その長い歴史と、そこに隠されたドラマについて知ることができる本を紹介します。
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エリザベス2世とその妹・マーガレット王女の家庭教師を務めた女性による回想録。幼少期のほほえましい日々や、父・ジョージ6世の戴冠による環境の激変、第二次世界大戦中の緊迫した様子、フィリップ王配とのロマンス、女王としての覚悟など、王室の日常を垣間見ることができる一冊。女王と著者とのその後の関係は衝撃的です。
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イギリス王室の歴史に興味はあるけど、王朝は何回も変わるし、同じような名前が多いのでわけがわからなくなる・・・という方にオススメの一冊です。王朝ごとに歴史の流れを押さえたあと、各王の解説が挿入されています。絵や写真が豊富なので視覚的にもわかりやすく、配偶者や重臣のコラム、思わず笑ってしまうこぼれ話なども満載です。
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英国の駐車場で発見された人骨を600年前の英国王リチャード3世と断定したDNA鑑定を中心に、ゲノム編集などDNA解析にまつわるトピックスが紹介されています。リチャード3世の遺骨鑑定の副産物として、現代までの700年間のどこかで父子の相違が起こっていることが、図らずも明らかになってしまったそうです。
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イギリス王家にまつわる、さまざまな名画が解説された一冊です。絵画には多数の情報が込められていて、人物像、歴史的背景、モチーフなどを知れば、それらをより深く楽しむことができます。ちなみに、肖像画と当時の風刺画を比較すると、肖像画の盛られぶりは一目瞭然!現在のSNSの比ではありません。
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現代人は昔の王侯貴族より豊かな食生活を送っている・・・と思いきや、英国王室では昔から、とてつもなく豪華な食事をしていたようです。まず量がケタ外れで、1食に3コースの料理が並べられたこともあるのだとか。また、チェスを楽しむ男たちの姿をかたどった砂糖菓子もふるまわれたりと、想像を絶する英国王室の豪華な食卓史が紹介されています。
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