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巧妙で鮮やかな犯行手口に思わず拍手!?極上のハウダニット小説
ハウダニット(How done it)は、犯行方法やトリック解明など「どのように犯行を行ったか」が主軸となるミステリーに使われる用語です。フーダニット(誰が犯人か)、ホワイダニット(何が動機か)と並び、本格推理小説によく使われる手法でもあります。一見不可能に思える犯行の手口を明かす、極上のハウダニットを紹介します。
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戦後間もない時代に閉鎖的な島で起きた、俳句を用いた「見立て殺人」に名探偵・金田一耕助が挑みます。ハウダニットのみならずフーダニットやホワイダニットでもあり、横溝正史の最高傑作、さらには国産ミステリーの金字塔との呼び声も高い小説です。ラストに向かう怒涛の謎解きも強烈!横溝ワールド全開の名作です。
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航行試験中の飛行船内という閉ざされた空間で殺人事件が発生。1人また1人と消える展開が、アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』を彷彿とさせるミステリーです。SF的な設定に構成の妙。魅力あふれる不可能犯罪、そして意外な真相。どれもが素晴らしいデビュー作かつシリーズ第1作の傑作です。
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ネットに集った5人の殺人鬼。そのうちの1人が、自身が犯した殺人をもとに推理クイズを出題します。そんな奇天烈な設定が話題となった小説は、トリックが大胆かつ奇抜でありながらもロジカルな正統派ミステリーです。ハウダニットに特化した連作集で、シリーズ化もされている人気作です。
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