ブックキュレーターhonto編集員
地球環境の保全と持続可能な社会を深く知り、これからの生き方を考える本
プラスチックの削減、脱炭素、SDGsや賢い消費など、近年、環境保全や持続可能な社会の構築に関する報道を目にする機会が増えました。そのうえ、自然災害が年々深刻になり、人々の安心・安全が脅かされています。そのなかで私たちはどのように生き、暮らしていけばよいのでしょうか。希望ある未来への方向性を示してくれる本を紹介します。
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水や土、空気は誰のものか、人は環境破壊の影響で死ぬのか、それとも経済の停滞なのでしょうか。そんな疑問に正面から答えていきます。生物の多様性やSDGsなど、知っているようで説明の難しい概念をわかりやすく説明し、今、求められる知識を示しています。環境を守りつつ快適に暮らすための考え方を知りたい方にオススメです。
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かつて、いつでもどこでも欲しいものを欲しいだけ消費できることが、豊かで理想的な社会と言われていました。しかし、制限のない私的消費が環境に悪影響を及ぼすとされてから、無意味な消費は批判の対象となっています。人はなぜ消費するのか、消費の意味はなんなのか。無秩序な消費から持続可能な消費社会への扉を開く一書です。
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資源というと、石油や天然ガスなどを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、水や森林、鉱物、昆虫など、人間が社会を維持するのに必要なあらゆるものが資源なのです。本書は、資源の現状から節電、節水、リサイクルにいたるまで、最新の知見を見開き2ページで提供しています。これからの暮らし方のヒントが満載です。
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枯木の世界を知ってどうする、と思う方も多いでしょう。本書を読めば、枯木に生息する菌やキノコ、昆虫などが互いに関係し合い、豊かな森林を保っていることがわかります。森林は空気や水、土壌などのバランスを保ち、地球環境の保全に欠かせません。枯木はもちろん、菌やキノコが愛おしくなること間違いなしです。
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森と共生してきた原住民、次から次へと木を求める移民、需要に目をつけ盗伐でひと儲けする者。カナダの原生林をめぐる人々の相克を、ドラマ仕立てで再現しています。環境保護と自然開発、盗伐者と取締官、いずれの立場にも目配りし、複雑な森林の生態系にも言及した秀作です。森は誰のものか、静かに問いかけます。
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