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推理小説の王道!シャーロック・ホームズを扱った個性派パスティーシュ
「パスティーシュ(pastiche)」とは、既存の物語をもとに新しいストーリーを生み出すこと。パスティーシュにはさまざまなものがありますが、中でも人気なのは名探偵の代名詞、シャーロック・ホームズを扱った小説です。スタンダードなものから一風変わったものまで、個性あふれるホームズ・パスティーシュを紹介します。
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シャーロック・ホームズとクトゥルー神話がまさかのコラボ!ラブクラフトの縁続きである作家ラブグローブは、ある日、一冊の手記を受け取ります。そこには、ホームズとクトゥルーの邪神との戦いという信じられない物語が綴られていました。ドイル、ラブクラフトどちらのファンにもオススメのエンターテイメント小説です。
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ホームズものに女性はほとんど登場せず、名探偵を出し抜くようなヒロインはほぼ存在しませんが、唯一の例外が『ボヘミアの醜聞』に登場するアイリーン・アドラーです。本書は彼女を主人公にしたパスティーシュ。女性解放の時代といわれたビクトリア朝時代で、未知の世界へはばたく女性像を鮮やかに描き出します。
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ホームズ・パスティーシュの古典といえばこちら。ベイグル街に住む名探偵のシュロック・ホームズとワトニイ博士が珍推理を繰り広げる連作短編集です。本家を容赦なくネタにしたちょっとブラックな笑いも、その根底には愛を感じます。マニアックなシャーロッキアンを唸らせる通な小ネタも満載の、本格派パロディをお楽しみください。
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本家ホームズの趣味は科学実験。しかし、もし彼が科学が通用しないような世界に迷い込んでしまったら・・・?死者の世界と化したロンドンで、骸骨の姿をしたホームズとなぜか犬になったワトソン。常識を超えた不思議な街を舞台に、名探偵ホームズが世界の謎を解き明かす、大胆な設定のパスティーシュです。
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世紀末のロンドン。その地下でうごめく犯罪商会「ザ・ファーム」のトップ、そしてシャーロック・ホームズの宿敵であるモリアーティ教授の暗躍を描いたパスティーシュです。あえてモリアーティを主役に据えることで、従来のホームズものとはまた違う味が生まれました。ホームズ・パスティーシュの奥深い魅力を物語る一冊です。
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