ブックキュレーターhonto編集員
絶えることのない言論の対立。他者と向き合うためのメソッドが学べる本
コミュニケーションの齟齬によって広がる、立場や思考の対立。現代社会において、この問題に悩んでいる人は非常に多いと言われています。思想やコミュニティ間の対立はオンラインでも展開し、人が存在する限り絶えることはありません。ここでは、それらに対処していくための思考のメソッドが学べる本を紹介します。
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複雑な世界を複雑なまま生きることは、いかにすれば可能か?これが本書の問いです。複雑化した現代社会のあらゆる構造を、単純な二項対立的解釈で思考するのではなく、ありのまま捉えるという試みが一冊を通して語られます。生命の起源から説き起こし、膜と核の問題に落とし込むところまでをまとめた、目からウロコの一冊です。
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NVC。すなわち、人と人との関係に命を吹き込む方法を説明する本書。自分の内面に息づくものを表現し、語りかけたり、「敵のイメージ」を変容させたり。こうした提案は難解に感じられる方も多いと思います。しかし、少しずつでも変化していけば、忍耐の先にコミュニケーションの変容があることを感じます。
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相手と険悪な空気にならないよう、穏便に対処するという方は多いでしょう。それがよいコミュニケーションだとしばしば考えられます。しかし本書では、もう一歩踏み込むことで感情的なエネルギーが生まれ、本質的な議論につながることを説いています。リーダーではなくエルダーになるという、印象的な視点を得られることでしょう。
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本書では、社会、経済、政治分野の幅広い問題を「グリーン」という観点から取り上げています。グリーンアースという夢が、法や人々の態度を変化させることで社会を変えていく方法として語られています。対立を超えて解決すべき環境思考。それは経済に限らず、政治や倫理、金融といった多角的な視野にもつながっています。
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人はなぜ対立してしまうのか?誰もが一度は考えたことがある永遠のテーマに挑んだ一冊。対立の理由と対処法をわかりやすく解説しているので、コミュニケーションに悩んでいる方は必読です。後半では「参加」や「思考」、「感情」といった抽象的な概念をつなげ、コミュニケーション不全を乗り越える「対話」を探ります。
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