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脅威、それとも救世主?AIとの未来の生活を考えるきっかけになる小説
AI技術が急速に発展した昨今、世界的な法整備やサービスの普及にまで大きな影響を及ぼすようになっています。そこでここでは、「AIと人間の対立」だけでなく、社会や生活に浸透したものとしてAIを描いた小説をピックアップ。AIとともに生きる日々をさまざまな切り口でリアルに綴った物語ばかりなので、明日からの生き方が変わっているはずです。
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フランキスシュタイン ある愛の物語
ジャネット・ウィンターソン(著) , 木原 善彦(訳)
1816年と近未来の英国。人造人間の悲哀を描いた名作『フランケンシュタイン』誕生物語と並行し、その200年後にはAIを搭載したジェンダー問題や死さえも超克する新人類が開発され・・・。人間と機械、魂と体、性愛と純愛。永遠に葛藤され続ける二項対立や社会問題が、時代を超えて大胆かつ愉快に綴られています。
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数多くの古典SFのなかでも本書で光るのは、科学的合理性をもとに物語が進む「ハードSF」らしさ。「AIは自己や人命をどう保全するのか?」という問いから、安全性の検証実験場として広大なスペースコロニーが選ばれる点にも、リアリティと社会性を感じられることでしょう。ラストも含め、示唆と発見に満ちた名作です。
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