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狂気、怪奇、ミステリー・・・身近に潜む恐怖を描いた本
スマートフォンやSNSの普及により、いつでも誰かとつながれているような気分になれる現代。ところが、現実の「隣人」や「あって当然のモノ」には無頓着になってしまっているかもしれません。ここで取り上げたのは、日常に潜む恐怖を描いた本。読後に改めて周囲を注意深く眺めてみると、あなたの身の回りにも思いもよらぬ恐怖が隠されているかもしれません。
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舞台となるのは田舎の中学校。主人公が転校してきたのは、呪われた3年3組でした。主人公には見えるが、まるで、「存在しない者」のように扱われる同級生の少女。そして、クラスに紛れ込んだ「死者」とは誰なのか?閉塞的な雰囲気で展開する死と恐怖の連鎖を読むうちに、読者はしだいに疑心暗鬼になっていくことでしょう。
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主人公の少年は、隣家に引っ越してきた少女が家主から虐待を受けている事実を知ります。それでも、エスカレートしていく暴力をただ傍観することしかできない少年。思わず目を背けてしまいたくなる描写もありますが、「もし自分が少年と同じ立場だったら?」と思うと、本書の持つテーマがより身近な問題として感じられます。
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