ブックキュレーターhonto編集員
大人にこそオススメ!謎めいた物語と美しい絵が想像力を刺激する珠玉の絵本
大人になると現実に追われて想像力もしぼみがち。そんなときこそ、絵本を読んでみませんか?絵本には、子どもだけでなく大人の好奇心も満たしてくれる謎と驚きに満ちています。文学者の名訳やアートブックのようなイラスト、頭を使うトリックアートなど、大人にこそ読んでほしいイマジネーションあふれる絵本をそろえました。
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ハリス・バーディックの謎 新装版
C・V・オールズバーグ(著)
無名の画家ハリス・バーディックが残した全14枚の絵をモチーフにしたミステリアスな絵本です。好奇心をくすぐられるイラストと、わずか数行の文章で構成されています。読後は未完成の物語の続きをひとり静かに考えるもよし、友達や家族で話し合って作り上げるのもオススメです。村上春樹の名訳とあわせてご堪能ください。
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題のない本
エドワード・ゴーリー(著) , 柴田 元幸(日本語表記)
舞台はどこかの家の庭。男性が窓から外を見ていると、次から次へとおかしなものが現れて・・・!?定点観測のような固定された画面の中で、かわいらしくもあり怖くもある奇妙なキャラクターたちが、不思議なドラマを繰り広げます。添えられた文字も意味不明でありながら絵とマッチしていて、なんともいえない読後感が味わえます。
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三つの金の鍵 魔法のプラハ
ピーター・シス(作) , 柴田 元幸(訳)
「ぼく」は熱気球のトラブルで誰一人いない街に漂着します。そこは、生まれ育った街プラハ。「ぼく」は黒猫に導かれて我が家の扉を開ける3つの鍵を探して魔法の街をさまよいます・・・。著者が故郷の街を神話と伝説を織り交ぜて描いた幻想的な絵本で、抑えた色合いの画面と緻密な線が、古都プラハへと読者を誘います。
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夢にめざめる世界
ロブ・ゴンサルヴェス(作) , 金原 瑞人(訳)
海面が空に、黒板が星空に・・・。1枚の絵の中でいつの間にか違う世界が現れ出てくる「だまし絵」を描いた一冊。絵の中の世界がシームレスに変化していく様子は、ありえないはずなのにリアルに感じられます。想像力さえあれば日常の風景もガラッと変えられる、そんな考え方を学べるはずです。
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ふしぎなえ
安野 光雅(さく)
「終わらない階段」や「さかさまの家」など、楽しい絵がいっぱいで大人も子どもも引き込まれてしまう、シンプルながらも魅力にあふれる一冊です。本をひっくり返したり横にしたり、さまざまな角度から眺めるとまた新しい世界が広がります。まさにセンス・オブ・ワンダー!だまし絵やトリックアートが好きな方にオススメです。
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