ブックキュレーターhonto編集員
宗教と文学は切っても切れない関係!?異教との邂逅を描いた宗教小説
宗教と文学の関わりは大変奥が深いもの。広義には各宗教の経典も宗教文学に含まれ、創始者の人生を著した伝記、布教を意図した文書、そのほかにも物語を盛り上げる重要なエッセンスとして扱われるなど、宗教と文学は切っても切れない関係にあるともいえます。そんな宗教文学の中からここでは、異教との邂逅と称して思想的対立を描いた小説を紹介します。
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めくるめく世界
レイナルド・アレナス(著) , 鼓 直(訳) , 杉山 晃(訳)
18世紀前後に実在した怪僧、セルバンド・デ・ミエル師の物語です。修道院で説教師になるも、異端の思想を掲げたために投獄と脱走を繰り返す運命を背負い、やがて独立戦争に身を投じるセルバンド師。その波乱万丈の遍歴を複数の視点からダイナミックに再構築し、奇想天外な表現法を用いることで幻想的な伝記に仕上げた渾身の一冊です。
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エクエ・ヤンバ・オー
アレホ・カルペンティエール(著) , 平田 渡(訳)
キューバの小説家、アレホ・カルペンティエールのデビュー作です。貧しい村に生まれ育ったメネヒルドは、青年期に殺人未遂事件を起こし、それを契機に従兄の勧めでヴードゥー教を崇める秘密結社に加わることを決意。そして、組織間の抗争に巻き込まれていきます。キューバの黒人社会における呪術信仰を、魔術的な筆致で描き出した小説です。
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吹きさらう風
セルバ・アルマダ(著) , 宇野 和美(訳)
アルゼンチンの小説家、セルバ・アルマダによる長編小説です。娘を連れて布教活動を続けているプロテスタントの牧師は、荒野で車が故障したため自動車修理工場に立ち寄ります。そこで修理を担当する整備工と息子を交え、それぞれの人生観が語られていきます。牧師と整備工の相反する思想の描き方が印象に残る、世界的な話題作です。
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心経
閻 連科(著) , 飯塚 容(訳)
北京の大学が創設した宗教研修センターでは、仏教、道教、イスラム教、カトリック、プロテスタントの信徒が講義を受け、親睦を深めるという名目で綱引きが行われていました。そんななか、仏教徒の研修生である18歳の雅慧は、純粋な信仰と世俗的な葛藤の間で苦悩することに。宗教世界と俗世の邂逅を描いた珠玉の宗教小説です。
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