ブックキュレーターhonto編集員
はじめての読書にぴったり。子どもに贈りたい海外児童書
絵本はもう卒業というお子さんに向けて、物語を読む楽しみを伝えるのに最適なのが海外の児童書です。海外の物語は一見なじみがなさそうに思えますが、親近感の湧く子どもや動物が主人公なら夢中になるはず。ちょっとしたプレゼントやご褒美として、はじめての読書体験を贈ってみませんか?
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エルマーのぼうけん 新版 ポケット版
ルース・スタイルス・ガネット(さく) , ルース・クリスマン・ガネット(え) , わたなべ しげお(やく) , 子どもの本研究会(編集)
竜の子がジャングルに閉じ込められていると聞き、居ても立っても居られなくなったエルマーは助けに行くことを決意します。『ロビンソン・クルーソー』のようにジャックナイフや食料を用意し、桃色の棒付きキャンディもリュックに詰めると、船に忍び込み・・・。エルマーを待ち受ける大冒険にワクワクが止まらない、夢いっぱいの物語です。
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ロッタちゃんとじてんしゃ
リンドグレーン(さく) , ヴィークランド(え) , やまむろ しずか(やく)
おませな末っ子ロッタちゃんは、きょうだいと同じもので遊びたくて仕方ありません。みんな自転車なのに自分だけ三輪車なことに不満を爆発させた彼女は・・・。ロッタちゃんの奔放さが魅力の本書は、大人には懐かしく、子どもには共感の嵐を巻き起こすでしょう。自立心を養うのを手助けしてくれる名作です。
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ふたりはともだち
アーノルド・ローベル(作) , 三木 卓(訳)
手紙が来なくて寂しそうにしているがまくんを見て、かえるくんはこっそり手紙を出すことにしました。家の前に座り2人で手紙を待ちながら、落ち込むがまくんを励ますかえるくんの言葉にはやさしさが満ちています。本書が示してくれるのは、友情や、相手を尊重し、尊敬する態度。入学祝いなどの贈り物としてぴったりな一冊です。
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山賊のお頭の娘として生まれたローニャは、みんなから大切に育てられました。ある日、隣にやってきた同い年の男の子と友達になろうとしますが、大好きな家族たちから反対されて真剣に悩みます。北欧らしい怖くてかわいい名脇役たちも登場!はじめて読む長編の物語としてもオススメです。
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ねずみのとうさんアナトール
イブ・タイタス(文) , ポール・ガルドン(絵) , 晴海 耕平(訳)
ねずみのアナトールは商品が売れずに悩んでいる工場長に的確なアドバイスをし、ねずみにもかかわらず「チーズ作りのアドバイザー」という仕事を見つけます。ねずみとチーズの鉄板の組み合わせがかわいらしく、子どもを抱える父として働くアナトールのかっこよさも感じられるストーリーは、絵本を卒業したばかりのお子さんにもぴったりです。
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