ブックキュレーターhonto編集員
異文化との共生を探る。日本で働く外国人と住みよい社会を作るための本
日本で働く外国人は2023年に初めて200万人を超え、今後ますます増えていくことでしょう。お隣さんが外国人ということも珍しくなくなるはず。とはいえ、定住する外国人と日本人の相互理解はまだ十分ではなく、トラブルも耳にします。どうすればお互いを知り、住みやすい社会を作ることができるのか、そのヒントが得られる本を紹介します。
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ムスリムにとってモスクはどのような施設なのか。なぜそれほどまでにモスクが必要なのか。それを理解すれば、ムスリムの文化や思考がより身近に感じられます。モスク建設に奔走する在日モスリムの活動を通して、日本社会の閉鎖性が浮き彫りになります。ムスリムとの相互理解と共生への扉を開ける読み応えのある奮闘記です。
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日本人はイスラム教になじみが薄く、テロや暴力といった偏ったイメージで見る向きも少なくありません。本書は、イスラム教が戦争やパンデミック、他文化をどうとらえているかを詳しく解説します。近い将来、世界の3人に1人がムスリムになるとされ、今後ますます増える在日ムスリムとの共生に欠かせない解説書です。
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インド、中国、インドネシアなど多文化に親しんだ体験から書かれた日本文化論です。異文化体験が幅広いからこそ気がつけることが多く含まれ、日常の身近な出来事をベースにしているので興味を持って読み進められます。インド人を対象にインドで出版されて好評を博した日本文化論、その邦訳というのも本書の魅力です。
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東日本大震災では多くの外国人も犠牲になりました。しかし、その人数は未だに正確にわかっていません。取材を通して、この国の制度が外国人に対して閉鎖的で不寛容であることが明らかになっていきます。国や地域に関係なく、誰の命も平等に扱われる公正な社会をどうすれば実現できるか、考えさせられる一冊です。
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