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緻密な物語と独特の世界観がくせになる!はじめての月村了衛
月村了衛(つきむら・りょうえ)はTVアニメの脚本家としてデビューしたのち、2010年に『機龍警察』で小説家デビュー。独特の雰囲気を持った世界観、優れたキャラクター造形、迫力満点のリアルなアクションシーンが特徴で、緻密な構成の物語の中で生き生きと動くキャラクターも魅力的です。初心者にオススメの月村了衛の小説を紹介します。
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始まりは実在の詐欺事件をモデルにした事件。それに末端社員として関わった男が主人公で、彼が再び詐欺を働き、闇社会をのし上がるさまを描いた犯罪小説です。多くの詐欺ビジネスをリアルに描き、いつの間にか主人公に感情移入し、ハラハラドキドキすること必至です。山田風太郎賞の受賞作です。
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コルトM1851という拳銃を手に江戸の裏社会を生きる男・郎次を描いた、ダークな雰囲気が漂う時代小説です。江戸・幕末の空気感と悪党たちのアウトローな雰囲気が見事にマッチしています。月村了衛、得意の立ち回りシーンはもちろん読み応え抜群。ハードボイルドタッチのピカレスクロマンです。
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