ブックキュレーターhonto編集員
誰もが発症する可能性がある身近な病気、コミックで知る「うつ病」
日本人の15人にひとりが患うという「うつ病」への理解が深まるコミックを紹介します。主人公は棋士やマンガ家、会社員などさまざまな立場の人たちです。発症から寛解までの道のり、原因、治療法や周囲の接し方など、自分や身近な人が患ったときの参考になるでしょう。コミックなので読みやすく、文字を追うのがつらい状況の方にもオススメです。
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うつ病で2度休職した会社員時代を振り返ったコミックです。1度目の休職では休み方がわからず、著者は罪悪感に苛まれます。2度目は上司に旅行を勧められてベトナムへ。自由に過ごすうちに「つらさから逃げるのは方向転換して前進するため」と思い至るようになります。時には逃げ、自分を休ませる大切さがわかるでしょう。
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マンガ家・田中圭一が、自らのうつ病体験をはじめ、同じく闘病を経験した人たちへのインタビューをまとめた一冊。ミュージシャンや学者など当事者の立場は違いますが、多忙さや責任感の強さが共通しているように感じられます。合気道、散歩といった回復のポイントもそれぞれ。自分に合う対処方法を探している方の役に立つでしょう。
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人気脚本家・一色伸幸による闘病エッセイのコミカライズ。疲労や医師から処方された睡眠導入剤がきっかけで、心身のバランスを崩していく過程が詳細に描かれています。回復の第一歩は、妻に勧められた受診でした。また、妻との雑談で癒されていく姿が印象的。うつ病になった家族や友人との関係に悩む方にオススメの一冊です。
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お気楽な性格を自認している著者・ハラユキが、軽度のうつ病を患って寛解するまでの記録。受診すべき症状や医師の選び方に加えて、入浴やドラマ視聴など自分を癒すために取り入れた習慣も紹介しています。著者は軽度のうつ病を「プチうつ」と表現。もしや自分も・・・と迷う「プチうつ」の方に向け、早めの受診と休養を勧めています。
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