ちょっと怖いけどやめられない！ポップなおばけが主役の絵本

食べるのが大好きなうさこは、ある日、偶然知ったてんぷらのことが大好きになります。自分で手作りしてみたら、おばけにこっそりてんぷらを横取りされてしまうのですが、『あげたてはおいしいな』と気づかずてんぷらを揚げるうさこ。調子に乗ったおばけは、うっかり衣の中に落ちてしまい・・・。うさことおばけの様子がとってもかわいらしい一冊です。

おばけは何でできている？バナナや枝豆みたいに、おばけの皮が次々とむかれていきます。中からはお相撲さんや電車など目を疑うような中身がじゃんじゃん飛び出して・・・。奇想天外な発想に大人も一緒に笑ってしまうはず。おばけを怖がる子どもと一緒に読んでみてください。

郵便屋さんのホネホネさん。ギコギコキーッと自転車をこぐ様子が特徴的なシリーズの「はるかぜ編」です。入学式の制服の注文からハイキングのお誘いなど、春らしいお手紙が行き交う季節。見た目は少し怖いけど中身はやさしいホネホネさんの温かい世界に、存分に浸ってください。

おばけのぞぞまるちゃんは、もものりくんを散歩に誘います。さらに、ほかのおばけたちをどんどん誘い出す2人。水道やゴミ箱などから八百万の神を彷彿とさせる、名前も見た目も個性的なおばけがぞろぞろと集まって大行進に。かわいらしいタッチで描かれる、ポップでとっつきやすいおばけたちが勢揃いする絵本です。

ボーン、ボーンという時計の音とともに、夜になると「おばけの時間」が始まります。よい子はぐっすり眠っている時間ですが、夜更かしをする悪い子どもはおばけに見つかってしまい・・・。キャッチーな絵柄と裏腹に、夜に読むとなかなかこわい一冊。寝るのが嫌いな子どもと一緒に読んだら、布団から出られなくなってしまうかもしれません。