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残された多くの謎に迫る!『源氏物語』を題材にしたミステリー小説
『源氏物語』は、紫式部によって書かれた世界最古の長編小説といわれています。千年以上前に記され全54巻にもおよぶこの物語には、「作者は紫式部ではない」という説もあるほど、多くの不明点が残されています。ここでは『源氏物語』に残された謎をテーマにしたミステリー小説を紹介します。雅な平安時代に思いを馳せながらお楽しみください。
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紫式部を安楽椅子探偵に据えた、平安時代の日常の謎に迫るミステリー集です。幻の巻や、タイトルだけで中身がないことで有名な「雲隠」の巻など、『源氏物語』の執筆の裏側をのぞいている気分になれます。知的好奇心や知識欲を満たしてくれる小説で、続編もある人気作です。
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歴史の謎を扱ったミステリー小説や独自解釈の歴史観をもとにした歴史書を数多く執筆している著者による長編です。本書では、「『源氏物語』は紫式部1人の著作物ではない」という多作者論をベースに物語が進みます。平安時代のみならず、南北朝、室町時代や太平洋戦争まで話が展開する、スケールの大きな歴史ミステリーです。
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女子高生が過去へタイムスリップして事件に巻き込まれるシリーズものの一作。今作は、タイムスリップして紫式部と清少納言の身体に宿るというSF仕立ての奇抜なお話です。大胆な歴史解釈や新説をベースにしたライトな歴史ミステリーを得意とする鯨統一郎の魅力を、本書でも充分に堪能できます。
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薫大将と匂の宮
岡田鯱彦(著)
『源氏物語』には続きがあった・・・!?その続編は紫式部が探偵役となり事件解決にあたる世界最古のミステリー小説、という奇想天外な設定の表題作をはじめ、『源氏物語』をテーマにした短編やエッセイを収録した作品集です。国文学者である著者ならではの説得力を持ちつつ、愛と遊び心にあふれた一冊です。
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