ブックキュレーターhonto編集員
ジェンダーやLGBTQについて、子どもと一緒に考えるための本
「LGBTQって何?」と子どもから聞かれたら、どう答えますか。幼いころからジェンダーや自分の性と向き合っておくことは、生涯を通じてよりよく生きることにつながるはずです。小学生以下の子どもたちが読んでも、ジェンダーについて自分なりに考えることができる本をそろえました。
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「赤は女の子の色だ」と言われたらどうするかなど、身近なテーマでジェンダーについて考えるための一冊。やさしい言葉と豊富なイラストで、小学生低学年からでも読めて、自分の性と真剣に向き合うことができます。巻末には大人へのメッセージやオススメ動画の紹介があり、子どもとジェンダーを考える環境作りのヒントが得られます。
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色によって性別を決めつけていないかを見つめる絵本です。服やおもちゃの色など、普段の生活に引きつけてジェンダーを考えます。日本語訳は自身も性的マイノリティだと公表したロバート・キャンベル氏によるものです。『どんないろもみんなすきなんだ』の言葉には、「何色を好きでもいいんだよ」という気持ちが込められています。
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くまのぬいぐるみのトーマスは、女の子になりたいとずっと悩んでいます。トーマスはこの気持ちを、いつも遊んでくれるエロールに伝えたいのですが、自分が嫌われてしまわないか不安でたまりません。カミングアウトをどう受け止めるのか、読者とともに考えます。読み聞かせや大人と一緒に読むのにぴったりの絵本です。
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トランスジェンダーの当事者としてLGBTQの理解を広める活動をしてきた著者が、「LGBTQってそもそも何?」などの質問に回答します。日本や海外の法律や制度も取り上げられているので、LGBTQを取り巻く社会も概観できます。『ひとりひとりの生まれ持った性はグラデーション』というメッセージが胸に響く一冊です。
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「男の子なのに泣かないの」など、つい子どもに言っていませんか。大人の言葉の選択や日常の何気ない行動は、子どもに性別に関する固定観念を植えつけます。どんな性のあり方でも、それぞれを尊重できる心を育むために10の提案がなされています。普段の生活からジェンダー・ステレオタイプを見つめ直すための一冊です。
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