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ミステリー愛あふれる本格派！はじめての阿津川辰海
阿津川辰海は、大学在学中の2017年に『名探偵は嘘をつかない』でデビューしたミステリー作家。緻密な構成の本格長編からコメディタッチの短編まで、幅広い作風が売りとなっています。SNSや雑誌連載を通じて、ミステリー小説に対する愛情をあふれんばかりに語っていて、その愛は作品にも込められています。そんな阿津川辰海の入門にオススメの本を紹介します。
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名探偵・阿久津透が弾劾裁判にかけられるという法廷モノを軸に、SFやファンタジーを盛り込んだ小説です。後半はガラリと展開が変わり、さまざまな要素が詰め込まれたデビュー作らしい本格ミステリーに。東京大学在学中にミステリーの賞を受賞し、特殊な設定とトリック以外は受賞後に全面改稿したという逸話のある一冊です。
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透明人間による密室殺人、ギャグ満載のアイドルオタクの裁判員裁判、聴覚が優れている能力を駆使する探偵助手の活躍譚、船上での謎解き脱出ゲーム中に起きた誘拐事件と4編を収録した著者初の作品集です。どれも特殊な設定ではあるものの、ロジカルな展開と質の高いミステリーが楽しめるオススメの一冊です。
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テンション高めの、愛すべき「おバカな」若者たちが織りなす青春ミステリー短編集です。とある高校の昼休みを舞台に、昼休み終わりに鳴るチャイムまでに何かを成し遂げなければならない高校生たちを描きます。読み進めるうちに同じ日を描いていることが少しずつわかってきて・・・。各話のゆるくも緻密なつながりが見事で、読後うならされることでしょう。
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著者のミステリーへの偏愛っぷりがよくわかる、日記風のミステリー小説のガイドブック。ミステリー小説の評論・研究書に与えられる賞も受賞しました。圧倒的な読書量を誇る著者が、ネタバレなく作品の素晴らしさをあますところなく紹介しているので、読みたいと思える一冊が見つかるはずです。
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