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書いたのは誰?『源氏物語』成立の謎に迫る本
千年以上も読み継がれる『源氏物語』ですが、現代の私たちが目にする『源氏物語』はのちの時代の写本で、成立の背景や執筆期間には多くの謎が残されています。また、作者と考えられている紫式部は、実は本名も生没年もわからない謎多き人物です。物語はどのように成立し、後世に引き継がれたのか。『源氏物語』成立の謎に迫る本を紹介します。
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本書は、桓武天皇の遷都から『源氏物語』誕生までの平安時代の前半200年間に注目し、政治・宗教・文学から『源氏物語』誕生の裏側に迫ります。桓武天皇によって政治が変革され、女性の立場も大きく変わった平安前期は、『源氏物語』の重要な素地になったことが明らかにされます。物語の誕生の背景を知りたい方にオススメです。
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『源氏物語』研究者が、物語を丁寧に読み解き、成立の背景に迫ります。紫式部の生涯を『紫式部日記』『紫式部集』から紐解き、当時の女性が物語を書いたことの意味を考察します。本書後半では、あらすじを紹介しながら、物語世界の奥深さを紹介。研究史を踏まえて解説されていて、『源氏物語』に関する議論を総覧できるもポイントです。
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『源氏物語』を愛する編集者やライター、ジャーナリストが、紫式部と『源氏物語』の謎に迫ります。「『源氏物語』は多くの書き手が手を加えている作者不詳の作品」ともいえるという仮説をもとに、成立の経緯や執筆当時の状況を解き明かしています。巻頭には作家・林望へのインタビューも掲載され、『謹訳 源氏物語』の制作秘話も知ることができます。
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『源氏物語』が千年も読み継がれる世界文学となったのにはワケがあります。本文を確定した藤原定家、「もののあはれ」を発見した本居宣長、そして、英語訳で世界に広めたアーサー・ウェイリーなど。『源氏物語』を後世に語り伝えた9人に焦点を当て、「なぜ『源氏物語』は世界文学となったのか」に迫る一冊です。
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平安時代は藤原道長をはじめ、藤原氏が活躍した時代でもありました。史実に基づき、時代背景、貴族の暮らし、信仰など、99の謎を解き明かします。最新研究をもとに、『源氏物語』の成立と内容、紫式部の生涯が紹介されています。「紫式部と道長の関係は?」「なぜ源氏が主人公なのか?」など、『源氏物語』に対する疑問が解消されることでしょう。
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